目次
はじめに
3:2の撮像素子から、16:9または17:9の動画を抜き出した場合の画素数の計算方法をお知らせします。
有効画素数から3:2の縦横サイズを求める方法
有効画素数から3:2の縦横のサイズ(画素数)を求める場合、以下の式(太字部分)をエクセルに貼付する事で求められます。
縦の画素数 =((有効画素数/6)^0.5)*2
横の画素数 =((有効画素数/6)^0.5)*3
例えば、4571万画素のNikon Z 9の縦横の画素数は、82.8万画素×55.2万画素となります。
3:2から16:9(UHD)を抜き出す場合
3:2の撮像素子から16:9(UHD)の動画を抜き出す場合、下図の比率により16:9の動画の面積(画素数)は3:2の撮像素子の27/32(84%)になります。
これを式で表すと以下の様になります。
16:9の画素数=3:2の画素数×27÷32
例えば、3:2の撮像素子が4571万画素のNikon Z 9の場合、16:9の動画の画素数は以下の式より3857万画素になります。
4571万画素×27÷32=3857万画素
また縦横のサイズ(画素数)は、46.6万画素(=55.2×27÷32)×82.8万画素(元と同じ)になります。
3:2から17:9(DCI)を抜き出す場合
次に3:2の撮像素子から17:9(DCI)の動画を抜き出す場合、下図の比率により17:9の動画の面積(画素数)は3:2の27/34(79%)になります。
例えば、4571万画素のNikon Z 9の場合、17:9の動画サイズは以下の式より3630万画素になります。
4571×27÷34=3630
また縦横のサイズ(画素数)は、43.8万画素(=55.2×27÷34)×82.8万画素(元と同じ)になります。