手抜きプロカメラマン用ISO感度ブラケット

良い方法を思い付きました。

安直にISO感度を上げて撮る手抜きプロカメラマン用に、ISO感度ブラケットを作ったらどうでしょう。

例えば1回シャッターボタンを押すと、ISO100、ISO200、ISO400の3枚の写真を撮るのです。

ISO400で撮った写真を1枚見ただけでは、誰だって画質の良し悪しなんて判断できません。

ところが、ISO100と見比べれば明らかに違いがあるのが分かります。

ちなみに下は、EOS R6RF24-105mm F4レンズを装着したときの、Pモードにおける露出パタンです。

ご覧の通りカメラメーカーとしても、明るい所では極力一番画質の良いISO100で撮ってほしいのです。

にも関わらず、手塩をかけて作り上げたカメラで、手抜きプロカメラマンによって画質を落とした写真を量産されたら、そりゃー悲しいでしょう。

そんな訳でプロ用モデルにはISO感度ブラケットを搭載しておけば、手抜き撮影も少しは減るかもしれません。

と思うのですが、実現する可能性はゼロでしょう。

と思ったら、なな何と。

キヤノンの公式HPにISOブラケットなる記載があるではありませんか。

ISOブラケットに関するキヤノンイメージゲートウェイの記載

これって正に理想的ではありませんか。

特に以下の記述は、感動ものです。

しかし一方でISO感度が高いほどノイズが増えて画質が低下するため、手ぶれせずにISO感度も低い設定がどこかを探る必要があり、そんな際にこのISOブラケットは便利です。

そうなのです。

プロと名乗る以上、これをやらなければいけないのです。

だからこそプロなのです。

ただし、だからと言ってそれを本番撮影中にやれと言っているのではありません。

本来ならば、これを事前にやってデータを貯えておかなければならないのです。

いずれにしろ、どんな設定がベストか分からないから、取り敢えずいつもの様にISO感度を上げて、絞りを絞って、シャッタースピードを上げて撮っておこうというのは、正にド素人の発想です。

にも関わらず、プロカメラマンはあらゆる環境に即座に対応しなければならないので、ISO感度を上げて撮るのは正義だと言われたら、だったらフルサイズのカメラなんか使うなと言いたくなるでしょう。

生憎EOS Rシリーズにこの機能は盛り込まれていないのですが、是非復活させてプロ機には全て搭載してほしいものです。

或いは思い切って無駄にISO感度を上げているとカメラが判断したら、強制的にもう1枚ISO100で撮る機構もありかもしれません。

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