最近のカメラでしたら、シャッタースピードの1ステップの可変幅を、1/2段もしくは1/3段から選べる様になっています。
ですが、1/500秒と1/1000秒の間の1/3段毎のシャッタースピードはと訊かれると、即答できません。
そんな訳で、1/2段と1/3段のシャッタスピードが分かるチャートを作りましたので、もし宜しければご活用頂ければと思います。

このチャートをご覧頂きます様に、シャッタースピードの中間値は思っていた値とかなりのズレがあるのではないでしょうか。
例えば1/500秒と1/1000秒の中間値は、何となく1/750秒だと思ってしまいます。
ですが、1/500秒と1/750秒では1.5倍異なるのに倒して、1/1000秒と1/750秒では1.333倍異なりますので、それぞれで露光量が異なってしまいます。
では正しくはどうなるかと言えば、1/2段の場合、シャッタースピードの数値は(2の平方根である)1.41倍ずつ増えます。
またシャッタースピードが1/3段の場合は、シャッタースピードの数値は(2の3乗根である)1.26倍ずつ増えるという訳です。