RAWファイルの容量の計算方法

はじめに

RAWファイルの容量の計算方法をお知らせします。

計算方法

RAWファイルの容量の容量は、以下の式で求められます。

RAWファイルの容量(MB)=画素数×14bit÷8bit/Byte÷10⁶ bit/MB

ちなみに14bitは、RAWファイルのビット深度で、フルサイズ機やAPS-Cサイズはほぼ14bitなのですが、恐らくマイクロ4/3機は12bitかもしれません。

ソニーα7R IIの画像処理ブロック図

という訳で、例えばフルサイズ機のEOS R6(2000万画素)の場合、以下の様になります。

EOS R6のRAWファイルの容量(MB)=20×10⁶画素×14bit÷8bit/Byte÷10⁶bit/MB=35MB

一方EOS R6の仕様書上と実際のRAWファイルの容量は以下の通りです。

種類仕様書上の容量実際の容量
RAW21.8MBTBC
コンパクトロウ11.2MB5~14MB

ご覧の通り仕様書上の容量も実際の容量も計算値より小さいのは、RAWファイルと言いながらも可逆圧縮RAWで、C-RAWが非可逆圧縮RAWだからなのでしょう。

それはともかく、仕様書上のRAWファイルの容量はどうやって求めたのでしょうか?

圧縮率を求める計算式でもあるのでしょうか?

謎です。

まとめ

RAWファイルの容量は以下の式で求められる。

RAWファイルの容量(MB)=画素数×14bit÷8bit/Byte÷10⁶ bit/MB

ただし今どきのカメラでしたら、可逆圧縮もしくは非可逆圧縮RAWが一般的なので、計算式よりも小さくなる。

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