4K120P動画の現実性

2021/09/17(金)

動画のスローモーションにすっかりはまった幣サイトです。

人物撮影において、どんなに良い表情の瞬間にシャッターボタンを押した所で、その瞬間は既に遠い過去です。

この瞬間を撮るために、高速連写で撮り続けたりするのでしょうが、どんなに高速なカメラを使っても、所詮毎秒20~30コマ(0.05~0.03秒間隔)です。

ところがFHD120P動画でしたら、毎秒120コマ(0.008秒間隔)で撮れるのです。

ですのでこれで撮り続けている限り、その決定的瞬間を取り逃がす可能性はほぼゼロと言っても良いでしょう。

このためまれに依頼主から、静止画の切り出しを依頼されたりするのですが、如何せんFHDですと200万画素しかりません。

一般的なFHDのモニターで見るには何の支障もないのですが、拡大したりB5サイズ以上にプリントすると画像が粗(あら)くなってしまいます。

そうなると4K120Pで撮りたくなるのですが、現状それが撮れるのは、以下の3機種だけではないでしょうか。


SONY α1

α7S III

EOS R5

ご存知の様に4Kと8Kでは解像度が4倍異なりますので、単純計算すれば4K120Pという事は、8K30P並みの画像処理能力が必要という事です。

そうなると一般庶民が4K120Pを撮れる様になるのは、まだまだ先の様です。

そんな訳で、4K120Pの事は綺麗サッパリ忘れる事にします。

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