SONY α7 IIIとα7 IVの動画性能

SonyAlphaRumors にα7 IVの追加情報がアップされました。

①発表は10月(半導体の供給の問題がなければ)
②新開発の3300万画素センサー
③7Kオーバーサンプリングの4K30p動画
④5.5段分の効果のボディ内手ブレ補正(+アクティブモード)
⑤α7S IIIと同じボディデザイン
⑥フルサイズのHDMI端子
⑦UHS-II SDカードとCFexpressカード

注目すべきは、③7Kオーバーサンプリングの4K30p動画です。

これだけ見ると、かなり進歩した様に思えるのですが、4K60Pはどうなのでしょう?

α7 IIIは4K30Pまでしか撮れなかったのですが、他社機は全て4K60Pに対応していますので、恐らくα7 IVも4K60Pは撮れるのでしょう。

ですが、深読みすればα7 IVの4K60Pは7Kオーバーサンプリングではないと言っている様に取れます。

ではα7 IVの4K60Pはどうやって読み込んでいるのかお話しする前に、現行機であるα7 IIIの動画性能に関する記述を見ておきたいと思います。

下はα7 IIIの動画性能に関するソニー公式HPの抜粋です。

α7 IIIの動画性能に関するソニー公式HPの抜粋

 

これを読んで頂ければ、どなたもα7 IIIの4K動画は、いずれも6Kオーバーサンプリングだと思われる事でしょう。

ところが、これには下の様な薄文字の分かり難い注釈が付くのです。

なおここでは文字を大きくしていますが、実際はもっと小さい文字です。

問題は、”*2 24P記録時。30P記録時は、約1.6倍です。”の記述です。

この意味をすんなりご理解頂ける方は殆どいらっしゃらないでしょう。

解説しますと、”24P記録時”とは、6Kオーバーサンプリングの4K動画は4K24Pでしか撮れないという事です。

また”30p記録時は、約1.6倍です”の意味は、4K30Pは4Kの√1.6倍(すなわち1.2倍)である5Kオーバーサンプリングで読み込んでいるという事です。

更に5Kで読み込んでいるという事は、画像を1.2倍(6K÷5K)にクロップしているのです。

もしそうならば、何故以下の様に誰でもすんなり分かる様に記述しないのでしょうか。

4K24Pは、6K(4Kの約2.4倍)のオーバーサンプリングです。
4K30Pは1.2倍にクロップした、5K(4Kの約1.6倍)のオーバーサンプリングです。

良く言われる、契約書の薄くて小さな文字には注意しろというのは、正にこの事です。

ちなみに説明書にも4K30Pでクロップされるとは、どこにも記述されていません。

ソニーだけを責めるのは酷かもしれませんが、何とかしてほしいものです。

話は戻ってα7 IVの4K60Pですが、恐らくこれもクロップして読み込むのでしょう。

問題はどれくらいクロップして、何Kのオーバーサンプリングになるかですが、むしろ気なるのは、その記述方法です。

相変わらず、重要な事を小さな薄文字で分かり難く書くのでしょうか?

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