目次
はじめに
ご存知かもしれませんが、EOS R8からようやく動画撮影時にモニターに赤枠を表示できる様になりました。
ただし赤線が細くて、屋外の明るい所で見ると、殆ど気付きません。
また録画中、背面の赤いLEDが遅い点滅だったのが、EOS R8では速い点滅に変わっています。
ところが、モニターを開いて使っている限りモニターとLEDが離れているので、意識して見ない限りLEDの点滅に気付く事はありません。
そうなると、録画開始時に何らかの電子音が出てくれればと思うのですが、残念ながらそんな機能はありません。
と思っていたら、それに近い事ができるのに気が付きましたので、ご紹介したいと思います。
EOS R8より以前の機種でも使えますので、もしEOS Rシリーズをお使いの方で(録画していたつもりだったのに録画していない)録画ミスを少しでも減らしたいと思われている方がおられましたら、是非参考にして頂ければと思います。
動画セルフタイマー方式
それは動画のセルフタイマーを使う方法です。
例えばこの2秒タイマーを使えば、録画ボタンを押してから2秒間、電子音が華々しく鳴動しますので、否が応でも録画が開始される事が分かります。
おまけにAF補助光も2秒間点滅しますので、被写体側も録画が開始される事が分かります。
この場合、確かに録画ボタンを押してから録画開始まで2秒間の空白があるのですが、動画でしたらさしたる不都合もありません。
できる事なら、これで1秒タイマー、或いは0.5秒タイマーがあればと思わないではいられないのですが、そんなものがあればハナから録画開始音を付けてくれている事でしょう。
合焦音方式
ところで、録画開始時に電子音を鳴らす方法がもう一つあります。
それはシャッターボタンに録画ボタンの機能を登録して、シャターボタン半押しで合焦音を鳴らす方法です。
具体的には、メニューから”動画撮影時シャッターボタンの機能”を選択します。
次に”半押し”のメニューから、”測光・ワンショット”を選択します。
最後に”動画撮影時シャッターボタンの機能”において、”動画撮影の開始/終了”を選択します。
そうすると、シャッターボタンが録画ボタンとして機能する様になり、シャッターボタンを半押しすると一度合焦音がします。
その後、シャターボタンを全押しすると動画を開始するという訳です。
ちなみに合焦しない限り、シャターボタンを全押ししても録画は開始されません。
この場合、録画開始と合焦音とは完全に同期しないのですが、合焦音が鳴るという事は少なくとも現在は動画撮影中ではないという事になります。
これによって、動画撮影中でありながら、録画開始のつもりで録画ボタンを押す(録画を停止する)という大チョンボを防ぐ事ができます。
ただし合焦音がした後、全押ししないと録画は開始されないので、そういう意味では動画セルフタイマーの方が確実と言えます。
まとめ
ハッキリ言って、どんなに注意しても録画ミスは誰でも必ずやってしまいます。
特に短いカットを繰り返し撮っていたり、疲れてくれば、その確率はどんどん上がっていきます。
このため、その確率を少しでも減らしたいのであれば合焦音方式を、もっと徹底的に減らしたいのならば動画セルフタイマー方式をお勧めする次第です。
当方の場合、当初動画のメイン機であるEOS R8においては動画セルフタイマー方式、サブ機であるEOS R6においては合焦音方式を採用していました。
ところがどうにも心配なので、結局両機とも確実な動画セルフタイマー方式にしています。
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