RFマウントのAPS-Cサイズ機は1.6倍か、それとも1.5倍か?

2022/01/29

どうやらキヤノンからRFマウントのAPS-Cサイズ機(EOS R7?)が出るのは、ほぼ確定の様です。

そうなると、EF-MマウントのEOS KissシリーズEOS Mシリーズがエントリークラスを担当し、RFマウントのAPS-Cサイズ機がそれ以上のクラスを担うのもほぼ間違いないでしょう。


EOS M6II

EOS Kiss M2
キヤノンのAPS-Cサイズ機

そうなると、一つ疑問が湧いてきます。

撮像素子の大きさは、従来と同じにするのでしょうか?

と言いますのは、ご存知の様にキヤノンのAOS-Cサイズは、他社機の24×16mmより面積で1割ほど小さい22.3×14.9mm(EOS Kiss Mの場合)を採用しているのです。

他社機も24×16mmと言いながら、実際はそれより僅かに小さいのですが、それでも撮像素子の大きさを基にした焦点距離のフルサイズ換算係数が、他社機が1.5なのに対してキヤノン機は1.6になります。

例えばもしAPS-Cサイズの16mmのレンズがあったとすると、そのフルサイズ換算は他社機は24mmなのに対してキヤノン機は26mmになります。

これによってキヤノンのAPS-Cサイズ機は、他社機よりかなり有利な立場にあります。

何しろ撮像素子が1割小さいのですから、ボディーもレンズも消費電力も全て他社機より1割小さくて済みます。

RFマウントのAPS-Cサイズ機もこれで押し通す手もありますが、他社が24×16mmに近いサイズをAPS-Cサイズと謳っていながら、上位機種でもそれより1割ほど小さいサイズをAPS-Cサイズと呼ぶのもフェアではないでしょう。

またこのサイズですと動画のスーパー35mmサイズである24×14mmに正確に対応できないという問題もあります。

このため今後出るであろうRFマウントのAPS-Cサイズ機は、撮像素子の大きさを他社機並みに大きくすると思うのですが、いかがでしょうか。

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