実はテレビ映像より画質が良かった

お伝えしております様に、最近になって動画にどっぷりはまっております。

何故なのでしょう?

なぜ今頃になって動画にはまってしまったのでしょうか?

以前からビデオカメラを使えば、動画は簡単に撮れました。

ジャストパスポートサイズで一世を風靡したSONYのハンディーカムTR55

また昔のコンパクトデジカメでも、動画は撮れました。

にも関わらず今頃になってはまったのは、ここに来てようやく動画の画質が静止画並みに向上したからでしょう。

ひと昔前のビデオカメラで撮った動画は、それこそベタッとした塗り絵の様な画質だったので、記録としての価値はあったものの、作品としての魅力は全くありませんでした。

ところが最近のミラーレスカメラで撮った画像は、正に静止画が動いているようなものです。

それまでの動画の概念を一気に変えたEOS 5D MarkII(2008年)

だったら動画で撮らない手はありません。

そこでもう一つ思った事があります。

それは、自分で撮った動画の方が、テレビで放映されている映像より画質が良い様に見える事です。

当然ながら、誰がどう考えても業務用のビデオカメラの方が画質が良いのは間違いないでしょう。

何しろこちらは数十万円のカメラに対して、相手は数百万円もするのですから。

ですがどうも違う様な気がします。

そこで早速、テレビ局で使われている業務用のビデオカメラを調べてみました。

下は以前テレビ局の取材で良く見かけた、ソニーの代表的な業務用カメラであるHDW-650です。

FHD60i対応のHDW-650(500万円)

これは3板式ながら、2/3型220万画素の撮像素子(CCD)を搭載しています。

3板式なので理論上偽色は出ませんし、モアレも殆ど出ないのでしょう。

とは言え、撮像素子は今どきのスマホ(1/1.7型)よりも更に小さい2/3型です。

まさかこんなに小さな撮像素子で撮っていたとは、夢にも思いませんでした。

さすがに最新の業務用のビデオカメラは違うだろうと調べてみると、下のPXW-Z750においても3板式の2/3型830万画素の撮像素子(C-MOS)を搭載しています。

4K60P対応PXW-Z750(460万円)

3板式なので、解像度においては単板式よりは優れているとは言え、こと画質に関して言えば、明らかにフルサイズのミラーレスカメラの方が格段に上です。

テレビ局が常にこの様なカメラを使っている訳ではないでしょうが、概ね画質に関して言えば、自分で撮ったフルサイズのカメラがの方が上なのは間違いなさそうです。

3件のコメント

余計な突っ込みですが
>撮像素子は今どきのスマホ(1/1.7型)よりも更に小さい2/3型です
2/3型は「8.8×6.6」㎜ 1/1.7型は「7.6×5.7」mmで、2/3型のほうが大きいですが?

面白い考察ありがとうございます。

ちょっと前までは放送業界には、B4マウントレンズがほとんどを占めてるので焦点距離の関係からセンサーサイズは、変えにくいという事情がありますね。

その代わりB4マウントレンズの多くは、一眼レフとは比べ物にならないほどの超倍率とF値を出せるものばかりです。価格もお高いですが。

あと地上波は解像度が落ちてますしビットレートも低いですからね…
カメラから出てくる生の映像は結構きれいなんですけどね。

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