2021/10/08
パナソニックから、フルサイズの箱型カメラであるLumix BS1Hが発売されるそうです。
箱型にする事で、動画用の外部マイクやら外部モニター等が付け易くなるので、それはそれで良いのですが、どうしてもしっくりこない事が一つあります。
それは、これがミラーレス一眼として扱われている事です。
実際パナソニックのHPを見ると、現行機であるAPS-Cサイズの箱型カメラであるLumix BGH1には、しっかりミラーレス一眼と謳われています。
故にLumix BS1Hもミラーレス一眼と扱われるのは間違いありません。
ですが、これは誰がどう見ても、ビデオカメラでしょう。
何しろ、ファインダーも、モニターも、メカシャッターも無く、動画用の機材が取り付けられる様になっているのですから。
仕様書を見ると確かに写真(JPEGファイル)は撮れるのですが、これで写真を撮る人は皆無でしょう。
ご存知の様にソニーからも、同じ様にα7S IIIを流用した業務用ビデオカメラであるFX3があるのですが、当然ながらこれはビデオカメラの仲間として扱われています。
ちなみにFX3は、ファインダーは無いものの、しっかりメカシャッターまで搭載しています。
今時のカメラは静止画も動画も撮れますので、さして重要な話ではないかもしれませんが、やはりどちらかに重きを置いて開発した方に分類する方が良いと思うのですが、いかがでしょうか。
そして最後にご紹介したいのが、SIGMA fpです。
これも一般的にはフルサイズのミラーレス一眼に分類されますが、ファインダーとメカシャッターがありません。
このため他社機と比べると、明らかに非力で、その割には少々お高い印象です。
ですがこれをフルサイズの箱型ビデオカメラとして扱えば、一気に見方が変わります。
何しろ本体だけで20万円ですので、小型軽量低価格を武器にすればLumix BS1H(40万円)やソニーのFX3(45万円)の協力なライバルになり得ます。
余計なお世話ですが、販売戦略上どちらの市場をメインターゲットとするかは、メーカーはもう少し熟考した方が良さそうな感じです。
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