目次
はじめに
これは酷い。
先日、フルサイズ機における高速連写ランキングなる記事を書いたのですが、ネット上ではどんな機種が高速機として挙げられているのかGoogleで検索してみました。
すると、とんでもない記事で溢れかえっているではありませんか。
LOG×LOGの記事
先ず”高速連写ランキング”で検索すると真っ先に表示されるのが、下の記事です。
これによると、連写速度ランキングは以下との事です。
【1位】Canon EOS-1D X Mark III
【2位】OM SYSTEM OM-1
【3位】Canon EOS R6
【4位】Canon EOS R5
【5位】Nikon Z9
【6位】Canon EOS R10
【7位】SONY α1
【8位】EOS R3
これって一体何をクライテリアにして順位付けしたものなのでしょうか?
また連写速度は、当然ながら撮像素子が小さい程有利なのですが、この順位表はフルサイズ、APS-Cサイズ、マイクロ4/3とごちゃ混ぜです。
とは言え、これなどマシな方かもしれません。
Kuraberuの記事
ビックリしたのは、こちらです。
下の記事によれば、連写速度1位はLumix のGH5Sで、1秒あたりの記録可能コマ数:12060コマとあります。
毎秒12060コマとは驚異的な速さです。
一体どこから出た数値かと調べた所、どうやら下にあるレンズの型番から持ってきた様です。
IGNITEの記事
続いてはこちらです。
世界最速の高速連写可能なカメラは、フジフィルムのX-T4で世界最速115コマ/秒の高速連写が可能との事です。
こうなると115コマの出どころを調べる気もしません。
まとめ
ネットの情報がいい加減なのは、何も今に始まった事ではありません。
ですが、昔はもっとまともでした。
この原因は、ワードプレスが普及して誰でもそこそこ体裁の良いHPを作れる様になった事や、コロナの影響で誰もがネット記事で一旗揚げようとしたのもあるかもしれません。
それ以上に気になるのは、Googleです。
以前でしたら、Google検索の上位に表示されるものは、それなり有効でそこそこ信頼が置けたのですが、今では上の様なサイトが上位を占めています。
Googleのアルゴリズムが限界に達したのでしょうか?
それともやはり悪貨は良貨を駆逐するの法則の通り、人が悪貨の流通を好む結果なのでしょうか?
いずれにしろ、個々で何らかの対策を考えなければなりません。
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