本日、キヤノンからEOS R6 Mark IIが発表されました。
予想通りEOS R3の2400万画素の裏面照射積層型撮像素子を、非積層型にした撮像素子を搭載した模様です。
このためAF性能等は向上した様ですが、残念ながら電子シャッターではストロボは使えず(EOS R3は1/180秒でストロボ同調可能)、4K120Pの動画にも対応できなかった様です。
そうなると殆ど興味は無くなったのですが、一つだけ目を惹いた個所があります。
それは、下のキヤノンの説明文にあります様にFHD(2K)の動画撮影において、デジタルズームが使える様になった事です。
デジタルズーム(1〜10倍)※
フルHD設定時は約1~10倍のデジタルズームが可能。約2420万画素の豊富な画素数を活かし、劣化の少ないズームで視界の一部を切り取ることができます。
単焦点レンズを使用した動画配信時に画角を調整したい時にも便利です。倍率の操作は、リモートコントローラー BR-E1でも行えます(UVC/UAC使用時は除く)。
※動画デジタルズームでは映像をデジタル処理するため、拡大するほど映像が粗くなります。また、ノイズや輝点などが目立つことがあります。
※フルHD 29.97/25.00/23.98fpsのIPB(標準/軽量)設定時のみ使用できます。
※Canon Log 3との併用はできません。
これを読むと、”拡大するほど映像が粗くなります”とあるので、一瞬静止画のデジタルズームの様なものの様に思ってしまいます。
ところが、3:2のフルサイズで2420万画素という事は、16:9の動画サイズでも2042万画素(6.3K)もあります。
この2042万画素をFHDの207万画素で割れば9.9となり、理論的には解像度の低下なく9.9倍のズームができる事になります。
このため、仕様上は”映像が粗くなる”と言いながらも、実質的には殆ど解像度の低下なくデジタルズームを行なえるのではないでしょうか?
もしそうならこれはかなり有効だと思ったのですが、残念ながらこれはFHD120Pでは使えない様なのでやはり興味の対象外です。
とは言え、EOS R6 Mark IIの発売に伴って、EOS R6の中古は多少安くなるのではないでしょうか。
そうなると、安いEOS R6を狙っている方には、チャンス到来かもしれません。
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