目次
はじめに
キヤノンのEOS R8が、相変わらず売れていない様です。
先日ヨドバシカメラの4月下期売り上げランキングで、発売直後にも関わらずベスト10にも入っていなかったとお伝えしましたが、価格ドットコムで調べても今日現在でレビュー数は何とたったの5件です。
いやはや、キヤノンブランドでこれだけ売れないカメラも珍しいのではないでしょうか。
そんな売れないカメラの1カ月レビューを書いた所で誰も見向きもしないでしょうが、取り敢えず記録として残しておこうと思います。
第一印象
先ず第一印象としては、何度もお話ししておりますます様に、近くで見ると外装がプラスチックで見るからに貧弱だという事です。
さらに触ってみると、表面のシボが粗いせいもあって質感もかなりチープです。
多少傷が付いても、金属外装と同様にもっとシボは細かくすべきでしょう。
とは言え中身はEOS R6 MarkIIと同じですので、性能的には不満がありません。
と言いたい所なのですが、正直EOS R6と比べて殆ど性能差が見出せません。
例えば、画素数が2000万画素から2400万画素に増えても、何のメリットも感じません。
期待した被写体認識ですが、相変わらず人物の後頭部では被写体を見失ってしまいます。
また別の記事でも触れました様に、顔や頭が写っていないと胴体や足だけでは、人物として認識してくれません。
連写性能が上がったとは言え、そんな1秒間に40枚の連写なんて一般人が使う訳もありません。
EOS R6と比べて便利になった所
ではEOS R6と比べて、確かに便利になったと感じるのは何かと言えば、以下くらいです。
1. 動画でAv(絞り優先)モードが使える様になった。
2. 動画でカスタム撮影モード(C1、C2)が登録できる様になった。
3. 電子シャッターで音が出せる様になり、1/16000秒(Fv、Av、Pは1/8000秒)まで使える様になった。
4. FHD30Pで10倍のデジタルズームが使える様になった。
5. 軽く小さくなった。
という事は、EOS R6(27万円)とEOS R6 Mark II(35万円)の実質的な差も1~4の4点しかない訳です。
にも関わらず10万円近くも高いEOS R6 Mark IIが、それなりに売れているのが驚きです。
総評
それはともかく、総評です。
満足かそうでないかと訊かれれば、概ね満足と言って良いでしょう。
何しろキヤノンのレンズを所有している身としては、これ以上安くて絞り優先でFHD120P動画が撮れるフルサイズ機は無いのですから。
ただし、もしこれがファインダーとメカシャッター無しで20万円前後であれば、満足と断言しても良いですし、もっと売れている事でしょう。
或いはこの値段で4K120Pが撮れれば、大満足と言ったかもしれません。
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