露出値を段数表示にすると
どんなメリットがあるのか

2022/05/16

カメラを使っていると、ISO感度や絞り等の露出値を段数で表す事が良くあります。

その理由は簡単で、桁数が多い数値を小さな数値で表す事ができるのと、絞り値の様に1.4倍で光量が2倍になる場合感覚的に分かり易くなるからです。

例えばISO感度を100から12800に上げるのに、ISO感度を128倍すると言うより7段上げると言った方が余程楽です。

また絞りをF1.4からF5.6にするのに、4段絞ると言った方が余程分かり易くなります。

ところで幣サイトでは、下にあります様にしばしばISO感度等を段数(対数)表示したチャートを使用しています。

そうなると、中には段数表示ではなく普通の表示方法(真数表示)でも良いのではないかと思われる方もいらっしゃる事でしょう。

そんな訳で、上のチャートを普通の表示にしたらどうなるか、お見せしたいと思います。

ご覧の通りで、桁数の大きい所は目立つのですが、桁数の小さい所は、限りなく見えなくなってしまうのです。

もしかしたらX軸の目盛りを小さくすればもう少し見易くなるかもしれないと思い、最大値をISO200,000にしてみた結果が以下になります。

先ほどと比べると、多少見易くなりましたが、桁数の小さい所は相変わらず見えませんし、最大値は不明になりました。

という訳で、桁数が大きく異なる数値をグラフにする場合は、段数表示にすると俄然全体が分かり易くなるのです。

覚えておいて損はありません。

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