2021/10/10
幣サイトで何度かお話ししました様に、星空ポートレートを撮るには、ISO感度をあげるため、とにかく低光量で発光できるストロボが必要になります。
光量を抑えるのならば、ストロボの発光面に紙でも貼れば良いのですが、それも面倒ですし、色味が変わるのも厄介です。
そんな訳で、手元のストロボの中でどのストロボが自動調光で一番低光量になるか、意を決して調べてみました。
試験対象ストロボは、以下の5機種です。
これらを使って、2m先の被写体をシャッタースピードを1/250秒、絞りをF4で、ISO感度をどんどん上げて撮った写真が以下です。
これをご覧頂きます様に、低光量まで使えるのはキヤノンの超小型ストロボの90EXとゴドックスの大型ストロボのTT685Cでした。
これをISO100におけるガイドナンバーにすると、以下の様になります。
機種 | 320EX | 90EX | 220EX | TT350C | TT685C |
GN | 0.7 | 0.4 | 1.4 | 0.7 | 0.4 |
通常フルサイズ機で星空ポートレートを撮る場合、シャッタースピード30秒、絞りF4、ISO6400程度(GN1程度)で撮りますので、どのストロボでも何とか使えそうです。
ただし1インチサイズ機でしたら開放のF1.8(フルサイズ機のF5の被写界深度と同じ)で撮りますので、絞りが2段分以上明るい分ISO25600程度で適正露出になる必要があり、光量を微調整する事を考えると、ISO51200程度(GN0.4)まで使えるストロボがほしい所です。
恐らく光量を1/8192(-13段)まで落とせるキヤノンのスピードライト EL-1であればそれも可能なのでしょうが、そんな高価でデカイストロボを使う気はしません。
何とか小型低価格で、微小発光できるストロボができないものでしょうか。
もっと言わせて頂けるならば、発光面が大きくて瞬間発光するLEDストロボがほしい所です。
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