各社の動画で使える最低速シャッタースピード

はじめに

各社のミラーレスカメラにおいて、動画撮影で使える最も遅いシャッタースピードがかなり分かってきたので、まとめておきます。

動画の低速シャッターを使えば、天の川を背景にした動画が撮れる

これを使えば、(CGや合成ではなく)星空を背景にした動画が撮れるかもしれません。

パナソニック(1/2秒)

パナソニックの場合、露出モードがマニュアルで、且つマニュアルフォーカスであれば1/2秒まで使えるそうです。(DC-GH6は1/8秒まで)

パナソニックのミラーレスカメラは1/2秒が使える

ただしシャッタースピード優先やマニュアル時のAFでは1/30秒(24fps1/25秒)までとの事です。

ニコン(1/4秒)

ニコンの場合、最新バージョンのNikon Z 9でしたらどのフレームレートでも1/4秒の低速シャッタースピードが使えるそうです。

1/4秒の低速シャッタースピードが使えるNikon Z 9

ただしNikon Z50を見る限り、他の機種ではフレームレートの逆数のシャッタースピードしか使えない様です。

ソニー(1/4秒)

ソニーの場合、αブランドの現行ミラーレスカメラであれば、フレームレートに関係なく1/4秒の低速シャッターが使えるそうです。

ソニーのα7C

Blackmagic(1/4秒)

また読者情報によれば、BPCC(Blackmagic Pocket Cinema Camera) の4Kや6Kモデルでも1/4秒の低速シャッターが使えるそうです。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K G2

キヤノン(1/8秒)

キヤノン機の場合、120fps以外でしたらどのフレームレートのでも1/8秒の低速シャッタースピードが使えそうです。

EOS R6 Mark II

なお120fpsの場合、1/125秒までです。

まとめ

以上の様にLumixが最も遅いシャッタースピードが使えますので、これでしたら天の川を背景にした動画も撮れるかもしれません。

またネット上にこの様な事を調べた記事もなければ、遅いシャッタースピードで撮られた動画に関する記事も見当たらない事を考えると、動画はまだまだ未開拓な領域があると思わないではいられません。