2022/06/17
これは本当にすばらしい。
少々大仰に聞こえるかもしれませんが、これは夢のカメラではないでしょうか。
当初は全くそんな事を思ってもいなかったのですが、撮れば撮る程、使えば使う程、そんな気になってしまいます。
明るい単焦点レンズ3本を、ボタン一つで切り替えられるカメラと聞けば、何方もその素晴らしさはすんなりご納得頂ける事でしょう。
まさかと思われるかもしれませんが、既にそんなカメラが存在しているのです。
それが、スマホに搭載された3眼カメラです。
恐らく従来の老舗カメラメーカーでしたら、こんなカメラを思い付きもしなかったでしょう。
そして従来のカメラマニアでしたら、例えそんなカメラが発売された所で、見向きもしなかった事でしょう。
スマホにカメラを三つも付けたのは、厚みの制限で明るいズームレンズを搭載できないが故の苦肉の策なのは間違いありません。
ところが、これを使い込むほどその使い易さに魅了されます。
何しろボタンをタップするだけで、超広角、広角、中望遠を瞬時に切り替えられるのですから。
それも動画撮影中であっても。
さらにこんなに小さくても、既に1インチサイズのカメラの画質を凌駕しているのです。(詳細はこちら)
当然ズームレンズでもそれが可能なのですが、その切り替え速さはズームレンズの比ではありませんし、ズームレンズであっても使う焦点距離の大多数は両端と中央付近です。
そう考えると、明るくて光学性能の高い単焦点レンズを瞬間的に切り替えて使える方が、むしろ合理的と言えます。
それ以前に、そもそも超広角の13mmから中望遠の77mmをカバーするズームレンズなんて存在しません。
誰しも高いカメラで時間を掛けて撮った方が良い写真が撮れると思うのでしょうが、昼間の被写界深度の深い撮影ならば、こちらの方が短時間で歩留まりの高い写真が撮れるのは間違いありません。
これでボケがもっと自然に表現できる(デジタル処理とバレない)様になれば、カメラは駆逐されるかもしれません。
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