ZV-E1のダイナミックアクティブモードは単なるクロップではなかった

大変失礼しました。

ソニーのZV-E1

以前以下の記事に於いて、ZV-E1に新たに追加された電子手振れ補正機能であるダイナミックアクティブモードは、下にあります様に解像度が半分に低下するとお伝えしました。

ZV-E1のダイナミックアクティブモードは解像度を低下させる

ところが今頃になって、その間違いに気付きました。

と言いますのは、ZV-E1の撮像素子はクアッドベイヤーなのをすっかり失念しておりました。

クアッドベイヤーであれば、4800万画素で読み込んだときの画面中央部を使えば、単純に1200万画素をクロップした場合よりも解像度はアップするのです。(下図参照)

4800万画素相当の中央部1200万画素を使えば、単純なデジタルズームより解像度は良い

当然ながら、純粋なベイヤー配列の4800万画素の画像よりは劣るものの、1200万画素の単純なデジタルズームよりは解像度は上です。

さすがにそれを静止画で使うのは無理があるでしょうが、動画でしたらぎりぎり許容範囲でしょう。

α7S IVをはじめとした同じ撮像素子を搭載したカメラは、何故1200万画素と4800万画素のデュアルレゾルーションを使わないのかと疑問に思っていたのですが、こんな所でこっそり使っていたのです。

SONY FX3
75万円(2023年時点)

α7S III
44万円(2023年時点)

EZV-E1
30万円(2023年時点)

ZV-E1は、控えめな存在なれどα7S IVより進んだカメラと言えるではないでしょうか。