マイクロ4/3は永遠なり

最近ヤフー知恵袋を見るのが日課とまではいかないまでも、暇があると覗いています。

そんな中、また一つ興味深い質問を見つけました。

本件も既に回答期限が過ぎていたのですが、(的外れなベストアンサーに代わって)当方が正解を述べたいと思います。

お尋ねの意味は、フルサイズを2段絞るとマイクロフォーサーズと同じ被写界深度になるという事だと思います。

具体的には、マイクロフォーサーズで50mmのレンズを使って、F2.8、1/500秒、ISO100で撮った写真と、フルサイズで100mmのレンズを使って、2段絞ったF5.6、1/500秒、ISO200で撮った写真とは、画角も被写界深度も同じになるという事です。

またついでにお伝えすると、もし両者の画素数が同じだとすると、(フルサイズのISO感度を2倍に上げた事により)両者の画質も同じになってしまいます。

すなわち、なるべく被写界深度の深い写真を撮りたいのならば、フルサイズよりもマイクロフォーサーズの方がより適しているという事です。

どうやらこのフルサイズを2段絞るとマイクロフォーサーズと同じ被写界深度になるというのは、かなり巷では知られてきた話の様です。

このため、更に被写界深度が同じになった瞬間に、(画素数が同じであれば)画質も同じになるというのが知られる様になったら、マイクロフォーサーズを選択する方はもっと多くなる事でしょう。

例えば望遠レンズを使ったスポーツ撮影やステージ撮影でしたら、有る程度被写界深度を深くしなければなりません。

例えばですが、フルサイズの300mm F2.8のレンズを開放にして25m先のサッカー選手を撮ったとしますと、その時の被写界深度は1m程です。

さすがにそれでは周囲の選手がボケてしまうので、被写界深度を2mにするには、F5.6まで絞らなければなりません。

だったら何もフルサイズではなくて、マイクロフォーサーズに150mm F2.8のレンズを付けて開放で撮れば、全く同じ写真が撮れるのです。(マイクロフォーサーズのレンズ一覧はこちら

そんな訳で、なるべく被写界深度を深くして撮りたい望遠撮影やマクロ撮影においては、マイクロフォーサーズの方が明らかに適しているのです。

マイクロフォーサーズ陣営は、なぜこれをもっと定量的にアピールしないのでしょうか。

 

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