35mm F1.2レンズのボケ量

2022/09/20

ニコンがレンズのロードマップに35mmの単焦点レンズを追加しました。

ロードマップ上の50mm F1.2のレンズと同列にある事を考えれば、恐らくこのレンズの絞り開放値もF1.2なのは間違いないでしょう。

35mmの単焦点レンズが追加されたニコンの最新レンズロードマップ

現状35mm F1.2のレンズは、シグマとコシナそれに中華製レンズくらいしかありません。


SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art A019

NOKTON 35mm F1.2 Aspherical SE

Samyang XP 35mm F1.2 Canon EFマウント

Kerlee 35mm f1.2 Canon EFマウント

一方キヤノンからもRFマウントの35mm F1.2レンズが出ると噂されています。

そうなると俄然このレンズに興味が湧いてきます。

と言うのは、動画で人物を撮るのにこの35mmの画角が非常に使い易いからです。

ただし、手元にある35mm F1.8のレンズでは、思ったほど背景がボケてくれないのが不満です。


RF35mm F1.8 マクロ IS STM

ではこの35mm F1.2のレンズのボケ量はどれくらいなのでしょうか?

という訳で、早速いつもの様に計算してみました。

その結果が以下になります。

これは人物の上半身が同じ大きさに写る様にして、カメラから背景までの距離が8mに於ける背景のボケ量を計算したものです。

これをご覧頂きます様に、35mm F1.2のレンズのボケ量は、50mm F1.8のレンズよりは大きいものの、50mm F1.4のレンズより劣る事になります。

また値段からしたら、35mm F1.2のレンズは50mm F1.4より遥かに高く、また大きさも一回り以上大きくなるのでしょう。


Planar T* FE 50mm F1.4 ZA

そうなると、それほどの魅力は感じません。

一方、もう一つ興味深い事が分かります。

それは、50mm F1.8のレンズは、そこそこ高価な35mm F1.4のレンズより背景がボケる事です。


RF50mm F1.8 STM

FE 35mm F1.4 GM

となれば、(35mm F1.8の代わりに)安くて小さな50mm F1.8のレンズを使って、少し離れて撮ってみるのも手かもしれません。

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