2021/12/10
気になる動画を見つけてしまいました。
α7 IVにおいて、動画用にアクティブモードなる手振れ補正機能の強化版が新たに追加されたようです。
ソニーの説明によれば以下との事です。
アクティブモード(*)
光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能に加え、カメラに内蔵した高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサー、最適化されたアルゴリズムにより動画時の手ブレ補正効果を向上させる「アクティブモード」(*)に対応しました。
リアルタイム処理能力に優れた新画像処理エンジンBIONZ XRが、手ブレ量を高精度に検出し光学的に補正することで、圧倒的に安定した動画撮影が可能になりました。
ボディ単体で高い補正効果を得られ、αならではの機動性を損ないません。
また、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズはもちろん、Aマウントレンズなどもマウントアダプターを介して装着可能。さまざまなレンズで使用可能です。メニューは、切/スタンダード/アクティブから選択でき、撮影シーンによって使い分けできます。
* アクティブモードでは撮影画角が少し狭くなります。焦点距離が200mm以上の場合はスタンダードに設定することをお勧めします。撮像フレームレートが120fps以上になる記録方式ではアクティブモードは無効になります
これを読むと何が画期的なのか今一つ理解できないのですが、よくよく調べてみて分かったのは、今までのソニー機にはレンズと本体内にあるメカ的な手ブレ補正を使った動画用の手ブレ補正(スタンダード)はあったものの、驚いた事に電子手振れ補正は搭載していなかった様です。
このためα7S III から、メカ的な手ブレ補正と電子手振れ補正を協調させたアクティブ手振れ補正なるものが追加されたという訳です。
それ自体珍しい事ではない(と言うより、むしろやっと他社機に追い付いたという感じな)のですが、気になるのはそのサンプル動画です。
ではその動画をじっくり見て頂けますでしょうか。
この中で、画面が瞬間的に左右に振れるシーン(開始から15秒近辺)があるのですが、気付かれましたでしょうか?
動画には全く素人の幣サイトが気が付くのですから、少なくともこの動画の編集関係者ならば誰でも気が付くでしょう。
何しろソニー公式の宣伝動画なのですから。
にも関わらずこのシーンを採用した(残した)理由は何なのでしょう。
α7 IVでアクティブ手振れ補正を使って動画を撮ると、この様な事が起こると、暗に伝えているのでしょうか?
なぜそんな事にこだわるかと言えば、メカ的な手振れ補正を動画で使うと、手振れの補正の制御範囲を超えると、この様な事がおきるのではないかと考えているからです。
それともそれは考え過ぎなのでしょうか?
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