目次
はじめに
毎度お馴染みのLumix S5IIに関して、その後分かった事がありますのでお知らせします。
Bad News First
パワーズームレンズが無い
残念なのは、Lマウントレンズには、未だにフルサイズ用のパワーズームが無い事です。
ただしマイクロ4/3用は2本あります。
LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. |
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. |
できればソニーの様に広角系と標準系のパワーズームレンズが欲しい所です。
FE PZ 16-35mm F4 G |
FE PZ 28-135mm F4 G OSS |
絞りブラケットの可変幅が狭い
Lumix機には他社機にはない絞りブラケット機能があり、これは大口径レンズを使う者にとって大きなアドバンテージです。
ただし調べてみたら、露出ブラケットと同様にブラケット幅を細かく選択できると思っていたのですが、どうやらブラケット幅は1段の固定で、撮影枚数は3枚もしくは5枚、それに全絞り撮影の3種類の様です。
そうなると、仮にF1.4のレンズで開放を入れて3枚撮るとF1.4~F2.8、5枚撮るとF1.4~F5.6までになります。
この程度だと然程ボケ量は変化しないので、できれば±2段程度の可変幅も欲しい所です。
Good News
ドットバイドット(PIXEL/PIXEL)の動画が撮れる
Lumix 機の場合、何とドットバイドット(Lumixが呼ぶ所のPIXEL/PIXEL)の動画が撮れます。
上の図からすると、これを使えばFHDの動画で約3倍に拡大ができそうです。
折角ですので、これを計算で正確に求めてみましょう。
先ずLumix S5IIの撮像素子(3:2)は2420万画素ですので、16:9の動画の画素数は以下の式より2041万画素になります。(計算式の詳細はこちら)
2420万画素×27÷32=2042万画素(6025×3389)
パナソニックはこれを何故か5.9K動画と呼んでいますが、計算上は6.3Kになります。(K表示の求め方はこちら)
次にドットバイドットの4Kは829万画素、FHDは207万画素になりますので、4Kの場合で1.6倍(√2.5倍)、FHDの場合で3.1倍(√9.9倍)に拡大できます。
ライブクロップ(デジタルズーム)が使える
Nikon Z 9やフジフィルムのX-H2の方式とは少々異なりますが、Lumix S5Ⅱでも解像度の低下なく動画でデジタルズームが使えるに気付きました。
上の説明では分かり難いのですが、ライブクロップとはPCを使って動画編集する際に撮った映像をパンしたりズーミングするのを、撮影時にカメラで行なうのと言えばイメージし易いでしょうか。
このため他社機の様に、撮影中にレバーでズーミングするのより使い方が面倒なのですが、パンとズーミングが同時にできるとなるとかなり凝った映像が撮れます。
そしてどれくらいのズーミングが可能かと言えば、先ほど計算しました様に4Kの場合で1.6倍、FHDの場合で3.1倍に拡大できます。
パナソニックからは一銭も貰っていないのですが、これは間違いなく買いです。
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