謎が一つ解けたかもしれません。
以前こちらの記事で、キヤノンの公式HPにある”EOS R3は2400万画素でありながら、3000万画素のEOS 5D Mark IVよりも解像性能(解像度)が上だ”とあるのは何の事だろう、という話をさせて頂きました。
この解像性能がEOS 5D Mark IVよりも上だという話は、最近発売された同じく2400万画素のEOS R6 Mark IIにおいても公式HPに記載されています。
そしてこの理由なのですが、デジカメwatchの2022年12月28日付けの記事によれば、新シャープネス処理によるものだそうです。
キヤノンのアナウンスでは、この新センサーは約3,040万画素の同社デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark IV」を凌ぐ解像性能を達成したとしています。
より高画素のセンサーより解像性能が高いと言われると不思議な気持ちになりますが、これは新シャープネス処理によるものだそう。
恐らくですが、画像処理エンジンが「DIGIC 6+」から最新の「DIGIC X」になったことも影響が大きいのではないでしょうか。
生憎この情報源は不明ですが、恐らくキヤノンから直接聞いたのでしょう。
シャープネス処理とは明るさの変わり目に白や黒の輪郭を付けて見かけ上のクッキリ感を出すものです。(詳細はこちら)
これ自体はどんなカメラでも実施しており、特に目新しいものではありません。
とは言え、新シャープネス処理と呼ぶからには、何か新しい手法を用いているのでしょう。
もしそうならば、それは一体何なのでしょうか?
できればその具体的な説明が欲しいのですが、それらしい情報は全く見当たりません。
ちなみにシャープネス処理はキヤノンの現像ソフトであるDPPにおいても、カメラとほぼ同じ事ができるのですが、生憎それらしい項目は追加されていません。
もしかしたら、ピクチャースタイルにおけるシャープネスのデフォルト値をEOS R3から以前より強めにしたという事なのでしょうか?
もしそうならば、特段自慢する話でもありません。
一体全体、キヤノンは何を言いたいのでしょうか?
という訳で、一瞬謎が解けたと思ったら、実は謎は深まったというお話でした。
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