ニコンに買い換えたらどんな良い事があるのか

2021/11/11

Z 9の発表から、すっかりニコンファンの幣サイトです。

そうなると、もし次期Nikon Z 6IIIが2000万画素前後で、メカシャターレスで、4K120Pが撮れれば即EOS R6と買い替えです。

その場合、今までの不満がどれくらい解消されるのか、分かっている範囲で調べてみる事にしました。

先ずEOS R6の不満点をまとめますと、以下の様になります。

EOS R6の不満点
1右肩にほしい電源スイッチ
2レンズの根元にほしいコントロールリング
3意味の無いズームリングロックレバー
4外し難いフード
5やっぱり使い難いバリアングルモニター
6暗いと全く見えないファインダー
7使えないエコモード
8意味不明の測光タイマー
9意味不明のマルチ電子ロックボタン
10表示されない被写界深度
11明るいと見えないモニター
12是非ほしい絞りブラケットとフォーカスブラケット
13動画撮影中に消える水準器
14前画像が見れない撮影直後の表示画像
15縦線しか検知できないAF
16無駄でチグハグなM-FnボタンとQボタン
171度も使った事がないRATEボタン

それでは上から順に見ていきましょう。

電源スイッチの位置

先ずは電源スイッチの位置ですが、ご存知の様にキヤノン機は左上部にあって、片手で操作できず使い難いと言ったらありゃしません。

ファインダーの左肩にあるEOS R6の電源スイッチ

このため、自慢ではありませんが、1日に数回は電源を切り忘れます。

それに対してニコン機は右肩、それもシャッターボタン周囲にありますので、片手で簡単にON/OFFできます。

ニコン機の電源スイッチはシャッターボタンの周囲にある

これだけでも、電源ONに手間取ったり、電源の切り忘れも減りますので、ストレスが大幅に解消します。

コントロールリングの位置

次は、レンズに付いているコントロールリングの位置です。

RFレンズのコントロールリングは、何故か基本的にレンズ先端に付いていて、手探りでは簡単に見つけ出す事はできません。

レンズ先端にあるRFレンズのコントロールリング

実際コントロールリングを回そうとして、ピントリングを何度回したか分かりません。

一方ニコンのZマウントレンズは、まるで当然の事の様にレンズの根元にコントロールリングがあります。

Zマウントレンズのコントロールリングはレンズの根元にある

どちらが使い易いか、言うまでもないでしょう。

これだけで、ニコン機に買い換える価値があります。

意味のないズームロックレバー

3番目は無駄なズームロックレバーです。

一部のキヤノンのズームレンズには、逆さにしても鏡筒は伸びないのにも関わらず、なぜかズームロックレバーが付いています。

RF24-105mm F4L USMについている無用なズームロックレバー

恐らくプロ写真家のご意見を参考にした結果と言うのでしょうが、堅実で合理的な一般人にはいい迷惑です。

その点、Zマウントレンズにはそんな間抜けなロックレバーなどありません。

外し難いフード

4番目はフードのロック解除ボタンです。

これがあるとフードを取り外す度にこのボタンを探さなくてはならないので、かなり面倒なのですが、残念ながらニコンもこの方式です。

恐らく単なるクリック式では、知らない内にフードがロック位置からズレたり外れる恐れがあるとか、使っている内にクリック力が弱くなるとか、ゴタクを並べる方がいっらっしゃるのでしょう。

だったらクリックを強くして、ヘタラナイ様にすれば良いだけの話です。

これだけでも撮影の負荷を減らせると思うのですが、どこか聞き入れてくれる所はないでしょうか。

使い難いバリアングルモニター

5番目は幣サイトで毎度お馴染みの、使い難いバリアングルモニターです。

ニコン機に買い換えれば、間違いなくチルト式になります。

Nikon Z 6IIのチルト式モニター

できる事ならZ 9の4軸チルトがうれしいのですが、2軸チルトでも十分満足です。

そう言うと、Nikon Z fcはバリアングルだと言われるかもしてませんが、あれはあくまでも(裏面にシボ革を張ってフィルムカメラに似せる)遊び心で、ニコン機の本質ではありません。

暗いと何も見えないファインダー

続いては、暗いと何も見えないファインダーです。

EOS Rの公式HPには、暗闇でも天の川と地上が見える様な写真が載っていますが、EOS RもEOS R6もはっきり言って何も見えません。

EOS Rのファインダーの見え方に関する説明図

一方Z 9には、新たにスターライトビューなる機能が追加されたそうなので、もしかしたらこれが普及機に降りてくるかもしれません。

使えないエコモード

続いて7番目は使えないエコモードです。

これは何もしないでいると、(モニターを見ている最中なのに)モニターが2秒後に暗くなり、3秒後に真っ暗になるという、それはもう信じられないほど環境に優しいモードです。

ニコン機にエコモードがあるかどうか知りませんが、電源スイッチが右肩にある事で、十分エコ対応できます。

意味不明な測光タイマー

8番目は、意味不明な測光タイマーです。

恐らく大昔の測光用スイッチの名残の様に思うのですが、ソニー機には無かったので、ニコン機にも無い事を祈ります。

使いもしないマルチ電子ロックボタン

9番目はこれまた使いもしないマルチ電子ロックボタンです。

これをONすると全てのボタンやダイヤルが無効になるのですが、これも右肩に電源スイッチがあれば代用できます。

ちなみにニコン機にも鍵マークのプロテクトボタンはあるのですが、この場合は(キヤノンと違って)他の機能が割り当てられるので許せます。

表示されない被写界深度

10番目は表示されない被写界深度です。

これはさすがニコンです。

ファインダーにも大まかながら被写界深度が表示され、一部の高級レンズには液晶表示部に被写界深度が表示されます。

Z 24-70mm f/2.8 Sの液晶部に表示された被写界深度

これだけで惚ぼれしてしまいます。

明るいと見えないモニター

11番目は明るいと見えないモニターです。

ニコン機のモニターがどれくらい明るいか不明ですが、よもやキヤノン機より暗い事はないでしょう。

是非ほしい絞りブラケットとフォーカスブラケット

12番目は、是非ほしい絞りブラケットとフォーカスブラケットです。

以前はそう言っていたのですが、ここまで合焦精度が上がってくると、さすがにフォーカスブラケットは不要です。

今の所ニコン機にも絞りブラケットは搭載されていないのですが(Lumix には有り)、何とかいつか夢を叶えてほしいものです。

Lumix S1シリーズの絞りブラケットに関する説明図

動画撮影時に消える水準器

13番目は、動画撮影時に消える水準器です。

水平が大事な動画撮影時に、何で水準器を消してしまうのでしょう。

生憎ニコン機が対応しているかどうか不明なので、購入してからのお楽しみです。

前画像が見れない撮影直後の表示画像

14番目は、前画像が見れない撮影直後の表示画像です。

何を言っているかと言えば、ミラーレスカメラの場合、撮影直後にファインダーやモニターに直前に撮影した画像が表示されますが、その間に戻るのボタンを押しても、前の画像を表示してくれないのです。

このため再生画像を表示していながら、一度再生ボタンを押してから戻るボタンを押さないと、前の画像を確認できないのです。

これも購入後に確認です。

縦線しか検知できないAF

15番目は、縦線しか検知できないAFです。

これは今の所オリンパス以外は縦線しか検知できないのですが、今後に期待です。

無駄でチグハグなM-FnボタンとQボタン

16番目は、無駄でチグハグなM-FnボタンとQボタンです。

いずれのボタンも主要なメニューをショートカットして設定できる様にしているのですが、そのメニューが重複しているのです。

恐らくこれも昔の流れを汲んでいるのでしょう。

ニコン機を見ると、これに類するのはiボタンのみの様なので、一安心です。

1度も使った事がないRATEボタン

最後は、1度も使った事がないRATEボタンです。

これも一体全体何故付いているのか不思議なのですが、何故か左肩にRATEボタンが単独で鎮座しています。

EOS R6の左背面上部にある青字のRATEボタン

これまた前述のマルチ電子ロックボタンと同様に他の機能を割り当てられないので、見る度にムカムカします。

恐らく少数ながら使っている方はいらっしゃるのでしょうが、何故その一部の方々のために我々がそのコストを負担しなければいけないのでしょうか?

それはともかく、ニコン機にはそんなボタンが無いので、一安心です。

まとめ

以上をまとめると、以下の様になります。

EOS R6の不満点解消度
1右肩にほしい電源スイッチ
2レンズの根元にほしいコントロールリング
3意味の無いズームリングロックレバー
4外し難いフード
5やっぱり使い難いバリアングルモニター
6暗いと全く見えないファインダー不明
7使えないエコモード
8意味不明の測光タイマー不明
9意味不明のマルチ電子ロックボタン
10表示されない被写界深度
11明るいと見えないモニター不明
12是非ほしい絞りブラケットとフォーカスブラケット
13動画撮影中に消える水準器不明
14前画像が見れない撮影直後の表示画像不明
15縦線しか検知できないAF
16無駄でチグハグなM-FnボタンとQボタン
171度も使った事がないRATEボタン

上の表をご覧頂きます様に、恐らくキヤノン機でしたら永遠にとは言わないまでも、殆どの不満をシヌマデ抱えて使い続ける事になるのでしょう。

ところがニコン機に換えた途端に、何と17点中9件の不満が一気に解消するのです。

これはもう買い替えるしかありません。

 

2件のコメント

手持ちのZ6iiで分かる限りで不明の所を確認してみました
6.暗いと見えないファインダー→Z9からの機能なので確認不可、しかし実機を持ってるYouTuberの方の動画ではかなり強力。
8.意味不明の測光タイマー→Z6iiでは似たような機能は見つけられず。説明書にも記載が無いので恐らく無い。
11.明るいと見えないモニター→余り明るいとは言えないので恐らくはCanon機と同等程度のモニター輝度だと思います。
13.動画で使えない水準器→モニター、ファインダー共に使用可能な事を確認。
14.前画像の見えない撮影直後の画像再生→撮影後の画像再生中に十字キーの左右を押すと画像再生画面に飛べる事を確認。
お役に立てると幸いです。

ヨッシー へ返信する コメントをキャンセル