写真家の技量と知識を評価する問題集

犬も歩けばプロカメラマンに当たる、ではないですが、今どきでしたら高いカメラを買ってうまく撮れた写真を数枚ネットにアップすれば、誰でも即プロの写真家になれます。

何しろ公的な機関による試験が全く無いのですから。

とは言え、高いお金を払って撮影を依頼する方としては、それではたまったものいではありません。

また例え名の知れたプロカメラマンであっても、フィルム時代から同じ様な撮り方をしているだけで、デジタルカメラやデジタル画像の知識が殆どない方も見受けられます。

そんな訳で、そんなカメラマンの技量と知識を評価する問題集を作ってみましたので、もし興味がありましたら試してみて頂ければと思います。

【初級レベル】

質問1:フルサイズ機を使って撮る限り、常にスマホで撮ったときより画質は良くなる。

質問2:ISO100とISO200の画質(ノイズレベル)の違いは、誰が見ても分からない。

質問3:JPEGファイルをフォトショップ等を使ってレタッチすると、少なからず画質は劣化する。

質問4:カメラのダイナミックレンジが拡がると、写真のダイナミックレンジも広くなる。

質問5:絞りを絞り過ぎると解像度は低下する。

質問6:高画素のカメラと低画素のカメラを比べると、画質(ノイズレベル)は低画素の方が優れている。

質問7:4Kモニターで見れば、2000万画素の写真より4800万画素の写真の方が断然高精細に見える。

趣味で撮るなら良いのですが、お金を頂いて撮影する以上、上記の質問については全問正解しないとマズイでしょう。

【中級レベル】

質問1:フルサイズ機のISO250で撮った写真の画質は、理論上同じ画素数のAPS-Cサイズ機のISO100で撮った写真と同じになる。

質問2:ソフトボックスやアンブレラは、被写体から離すほど光は柔らかくなる。

質問3:ガイドナンバー32のストロボ2本を同時に発光すると、ガイドナンバーは64になる。

質問4:50mm F1.4のレンズを付けたフルサイズ機をAPS-Cサイズ(1.5倍)にクロップすると、75mm F1.4のレンズを付けたのと同じ写真が撮れる。

質問5:幕速度が同じであれば、メカシャッターも電子シャッターも撮った写真に違いはない。

質問6:低画素のカメラの場合、高解像度のレンズは必要無い。

質問7:電子先幕シャッターの方が両幕メカシャッターよりシャッターブレを抑えられる。

質問8:電子先幕シャッターを使うと常にボケ欠けが発生する。

上記の質問が全問正解できれば、プロ写真家と呼べるでしょう。

【上級レベル】

質問1:写真の中に白飛び(真白)や黒潰れ(黒潰れ)があるのは好ましくない。

質問2:RAWファイルの12bitと14bitの差は限りなく小さい。

質問3:人物撮影で背景をボカして撮るには、300mm F2.8に勝るレンズは無い。

質問4:シャッタースピードの1/4秒と1/8秒の中間値は、(1/6秒ではなく)正確には1/5.7秒である。

質問5:フィルム写真の場合、モアレも偽色も発生しない。

質問6:高解像度のレンズほど、偽色が発生し易い。

いずれもかなり難易度の高い質問なので、3問以上回答できたら上級レベルと見ても良いでしょう。

なお答えと解説は、以下で読めます。

プロカメラマンの技量を評価する質問集|PhotoCafe|note

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