画質が良いのはEOS R5とR5 Cのどちらか

2022/02/21

少々古い話になりますが、先日キヤノンからEOS R5 Cが発表されました。

EOS R5 C(60万円)

EOS R5に放熱ファンを追加して、熱停止せずに8K60Pの動画が撮れる様になったというのが大方の理解でしょう。

ただしボディー内手振れ補正は削除されたものの、メカシャッターは残されましたので、静止画も問題なく撮れます。

ではここで問題です。

動画にしろ静止画にしろ、同じ条件で撮影を行った場合、画質が良いのはR5とR5 Cどちらでしょうか?

幣サイトを覗いて頂いている方でしたら、恐らく放熱ファンを備えたEOS R5 Cの方が熱ノイズが抑えられるので、画質が良くなるはずだと答えて頂けると思います。

ではどれくらい良くなるのでしょう。

今まではそのノイズレベルを定量的に測る手段は無かったので推測でしか言えなかったのですが、今は違います。

既にお伝えしました様に、JPEGファイルの容量を調べる事で、相対的なノイズレベルの比較は可能です。(詳細はこちら

そんな訳で、早速手持ちのEOS R6を使って、温度を変えたらどの位ノイズレベルが変化するか調べてみました。

その結果が以下になります。

これまた知っている人が見れば、かなりビックリする結果ではないでしょうか。

室温がたった10℃程度変わっただけで、こんなにノイズレベルが変わるのです。

バラつきはありますが、低感度域であれば10℃の違いがISO感度1段分の違いに相当する感じです。(高感度域で違いが無い理由はいつかお伝えします)

放熱ファンによって、電子部品の温度は簡単に数十℃下がりますので、長時間の撮影においてはEOS R5 Cの画質は間違いなくR5より優れていると言えます。

そう考えるとR5 Cに俄然興味が湧いてくるのですが、その価格に手も足も出ないのが悩みの種です。

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