Lumix S5IIの絶妙なダブルレンズキット

どうやらLumix S5IIの予約が殺到している様です。

何しろこの性能でこの価格なのですから、当然の事でしょう。

おまけに発売早々に2~3万円のキャッシュバックで、予約購入限定特典として予備バッテリーをプレゼントとなると、ここまでするかとさえ思ってしまいます。

それと共にもう一つお伝えしたい事があります。

それは本機のダブルレンズキットです。

通常ダブルレンズキットと言えば、旅行用の暗い標準ズームと、運動会用の望遠ズームレンズのセットが定番でした。

ところがLumix S5IIのダブルレンズキットは、20-60mm F3.5-5.6の広角寄りの標準ズームと何と50mm F1.8の標準レンズをセットにしてきたのです。

これは唸ります。

動画撮影の場合、24mmより広角寄りのズームレンズの方が何かと便利なのは間違いありません。

先日ソニーからFE 20-70mm F4 Gのやはり広角寄りの標準ズームレンズが発表されましたが、まさにこの流れです。

ソニーのFE 20-70mm F4 G

ただしこのソニーのレンズはF4通しなので、恐らく価格は20万円近いものになるのでしょう。

一方LumixのS 20-60mm F3.5-5.6は、10万円以下です。


S 20-60mm F3.5-5.6

またこの焦点域ですとF4通しと言えども殆どボケは期待できませんので、コストパフォーマンスから言えば20-60mm F3.5-5.6の方が明らかに魅力的です。

そしてもっと唸らせてくれたのが、50mm F1.8の標準レンズです。

動画撮影用の単焦点レンズとなると、35mm F1.8の方が無難な様に思いますが、ここで月並みとも言える50mm F1.8にしたのは快挙と言えます。

LumixのF1.8単焦点レンズ群

S 24mm F1.8

S 35mm F1.8

S 50mm F1.8

S 85mm F1.8

と言いますのは、35mm F1.8では余程被写体に近付かない限り、背景がボケてくれないからです。

下のチャートは人物の上半身が同じ大きさに写る様にして、カメラから背景までの距離が8mに於ける背景のボケ量を計算したものです。

これをご覧頂きます様に、ある程度ボケを表現するとなると、画角は狭くなるものの、どうしても50mm以上の単焦点レンズが必要になります。

それでいてこのダブルレンズキットを購入すれば3万円のキャッシュバックと予備の電池付きとなると、それはもう初めてLumix機を買うお客さんはウハウハではないでしょうか。

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