マルチショットノイズリダクションは動画では使えない

すっかり書き忘れていました。

動画にはマルチショットノイズリダクションは使えない事を。

いきなり何を言い出すと言えば、先日来スマホの画質が良くなったのは、マルチショットノイズリダクションを常用しているからだとお伝えしているのですが、それはあくまでも写真(静止画)撮影のときの話です。

マルチショットノイズリダクションを多用しているiPhoneのプレゼン風景

当然ながら動画撮影においては、マルチショットノイズリダクションは使えませんので、動画の画質の差は1画素の大きさに比例すると考えても大きな間違いではないでしょう。

動画の画質は、1画素の大きさに比例する

このためAppleが最近盛んにコンピュテーショナルフォトグラフィと発言しているものの、フォトグラフィであってムービーではないという所が味噌です。

そんな訳で、スマホの写真の画質がデジカメに迫っているのは事実ですが、一方動画撮影においては依然撮像素子の大きなデジカメの方が断然有利なのです。

実際フルサイズ機とスマホの動画を撮り比べれば、その差は明らかです。

このため、もし動画撮影に目覚めて、もっと高画質な動画を撮りたいと思ったら、迷わず上のチャートの横棒が長い機種を選ぶべきです。

2000万画素のフルサイズ機で動画を撮ると、二度と小サイズ機には戻れない

そういう観点からすればEOS R6はかなりお勧めなのですが、如何せん動画撮影で絞り優先を使えない(MモードとPモードしかない)のが、何とも辛い所です。

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