APS-Cサイズ機とフルサイズ機における画質の差

APS-Cサイズ機とフルサイズ機における画質の差を考えて考えてみます。

ご存知の様にフルサイズとAPS-Cサイズでは、撮像素子の大きさは2.3倍異なります。

という事は、画素数が同じであれば1画素の大きさも2.3倍異なりますので、たとえ同じ露出設定であっても1画素の受光量は2.3倍異なります。

という事は、フルサイズ機の方がAPS-Cサイズ機より2.3倍生データを多く取り込むので、それを元に生成した画像は2.3倍画質が良い(ノイズが少ない)と言えます。

ではこの1.5倍の画質の差はどの程度かと言えば、同じカメラのISO100とISO230の差と言えます。

何故ならば、ISO100に対してISO230の受光量は1/2.3だからです。

ではこのISO100とISO230における画質の差ですが、じっくり見比べれば分かるものの、ぱっと見では殆ど気付かない程度の差でしょう。

故にAPS-Cサイズ機とフルサイズ機と画質の差は限りなく小さいと言いたい所ですが、そうでもありません。

確かに低感度の場合はそうなのですが、高感度すなわちISO6400とかISO12800になると、それぞれISO15000とISO30000の差となりますので、そうなると明らかに差が分かります。

そんな訳で、APS-Cサイズ機とフルサイズ機における画質の差は、明るい所では大差ないものの、暗くなるにつれて差が出てくると言えます。

ただしこれはあくまでもAPS-Cサイズ機とフルサイズ機の画素数が同じ場合で、もしフルサイズ機の画素数が多くなれば、この差は更に小さくなります。

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